
交通事故後から首や背中が痛い…。病院では「異常なし」と言われたけど、このツラさはどうにかならないの?
そんなお悩みを、鍼灸・整体の視点から整理し、改善に向けた具体策をお伝えします。



こんにちは、治療家まっちです!
交通事故後に起こる「むち打ち症(外傷性頚部症候群)」は、レントゲンやMRIで異常がなくても強い症状が出ることが多い疾患です。
首の痛みや可動域制限だけでなく、頭痛・めまい・吐き気・しびれ・自律神経症状(不眠・倦怠感)など多彩な症状が現れます。
「検査では異常なし」「湿布と薬で様子を見ましょう」と言われ、改善しないまま長引いてしまうケースも少なくありません。
むち打ち症は首の筋肉や靭帯の損傷だけでなく、神経・血流・自律神経の乱れが複雑に関わっています。
本記事では、交通事故後のむち打ち症を西洋医学と東洋医学の両面から整理し、鍼灸・整体・あん摩マッサージ指圧による改善法を解説します。
さらに茨城県古河市で治療院・鍼灸院・整体院をお探しの方に向けて、地域密着の当院で行っている施術法もご紹介します。
交通事故後のむち打ち症とは?


交通事故後のむち打ち症は、単なる「首の捻挫」ではありません。
衝撃で生じた微細損傷に加え、交感神経の過緊張や筋膜の癒着、血流低下が複合的に絡み、痛み・こり・めまい・不眠・集中力低下など多彩な症状が続きます。
画像検査で異常が見つからないのに辛い——そのギャップこそが慢性化の鍵です。
西洋医学では炎症コントロールと安静・運動療法を軸に段階的回復を図ります。
一方で東洋医学では、衝撃後に乱れた気・血・水の巡りと経脈の滞りを整え、首肩だけでなく全身の調和を取り戻すアプローチを行います。
両視点を統合することで、症状の再発を抑えつつ、回復スピードと日常生活への復帰を加速できます。



「異常なし」と言われても、体はしっかり悲鳴をあげているのです!
西洋医学と東洋医学からみたむち打ち症


西洋医学的な原因
- 筋肉・靭帯の損傷(頚椎捻挫)
- 神経根や脊髄への圧迫
- 循環障害による慢性疼痛
- 交感神経の過緊張による自律神経症状
- 心理的ストレス・不安からの症状増悪
東洋医学的な原因
- 気滞:気の巡りが滞り、首や肩の張り・痛みを悪化
- 血瘀:血流停滞により慢性のしびれや鈍痛
- 痰湿:頭重感やめまい、倦怠感
- 腎虚:慢性化し体力低下、不眠や冷えを伴う
症状タイプ別の特徴と改善アプローチ
① 急性期(炎症優位)
事故直後〜数週間。首や背中が強く痛み、可動域が制限される。
→ 冷却+安静。鍼灸は軽刺激で炎症抑制、整体は行わず安静補助。
② 亜急性期(回復過程)
1〜3か月。首肩のこりや頭痛、自律神経症状が目立つ。
→ 鍼灸で血流改善・気血調整。整体で姿勢回復、ストレッチ指導。
③ 慢性期(3か月以降)
しびれ・めまい・不眠・倦怠感などが持続。
→ 鍼灸で血瘀・痰湿を改善し、自律神経を安定化。整体で頚椎・胸郭の可動性を回復。
鍼灸・整体治療の有効性と研究報告
- 鍼灸は慢性頚部痛やむち打ち後遺症に有効とする研究が報告されている
- 電気鍼は交感神経活動を鎮静化し、痛み・めまい・不眠の改善に有効
- 整体で姿勢・頚椎アライメントを改善すると、再発予防につながる
- 心理的安心感(ケアされている実感)が慢性化防止に寄与
セルフケアと生活習慣の工夫
- 温熱療法:蒸しタオルや入浴で首肩の血流改善(急性期は冷却)
- 軽い運動:亜急性期以降は首肩のストレッチ、呼吸法
- 睡眠環境:枕の高さ調整で首の負担を軽減
- ストレス管理:深呼吸・規則正しい生活で自律神経安定
十二経脈病証からみた「むち打ち症」の治療法(主穴・随証)


むち打ち症(外傷性頚部症候群)は、局所の捻挫にとどまらず、足太陽膀胱経・足少陽胆経・足厥陰肝経・督脈の乱れとして全身に波及しやすい症状です。以下は〈所見/方針/主穴/随証/セルフ〉での設計例です。
1)足太陽膀胱経(後頚部〜背部の張り・痛み)
所見:首すじ(後頚部)の強い張り、後頭部痛、肩甲間部のこわばり。後屈や起床時に悪化。
方針:温通経絡・活血舒筋で後面ラインの滑走を回復し、頭頚—背部の緊張連鎖を解く。
主穴:風池・天柱・肩井・委中。
随証:崑崙(頸椎—足関節の軸調整)/申脈(後面ラインの連動)/合谷(上焦の解表・疼痛調整)。
セルフ:温罨法(首後面10〜15分)→痛み0〜2/10範囲の頚部ゆらし体操(屈伸・回旋を小さく)/枕高の見直し(後頭部と頚の隙間を埋める)。
2)足少陽胆経(側頚部の突っ張り・めまい併発)
所見:側頚部の張り・牽引痛、側頭部痛、体位変換や視覚刺激でふらつき/めまい。向きにくさ。
方針:疏肝理気・清陽上挙で側頚〜側頭ラインを解放し、前庭/視覚依存の過敏を鎮める。
主穴:完骨・風池・陽陵泉。
随証:外関(耳鳴り・めまいの緩和)/太衝(情動ストレスの緊張を緩める)。
セルフ:肩甲帯のスキャプラ時計(肩甲骨を小さく前後上下)/視標固定(目で一点を静かに見る)→無症状域で短時間から。
3)足厥陰肝経(筋緊張・ストレスで悪化)
所見:首肩のこわばりが強く、情緒不安・ストレスで悪化。顎の食いしばりや肩外転での張り。
方針:疏肝解鬱・養血柔筋で筋腱の柔軟性を回復し、自律の過覚醒を鎮める。
主穴:太衝・曲泉・期門。
随証:内関(不安・吐き気の軽減)/膈兪(活血で肩背の硬結を緩める)。
セルフ:ゆっくり長く吐く呼吸(4秒吸って6〜8秒吐く)/胸郭の伸展ストレッチ(肩をすくめずに両腕を開く)。
4)督脈(頭痛・めまい・倦怠感など自律神経症状)
所見:頭痛・めまい・全身倦怠・睡眠障害、動悸や発汗などの自律神経症状を伴う。
方針:調整督脈・鎮静交感で頭頚—中枢のリセットを促し、睡眠/覚醒リズムを整える。
主穴:百会・大椎・風府。
随証:膻中(胸悶・自律調整)/神門(入眠・情動安定)。
セルフ:就寝2時間前の入浴→照明ダウン→深呼吸3分/首後面の温罨法と軽い皮膚擦過で入眠をサポート。
受診の目安(レッドフラッグ):上肢の脱力・しびれ進行/巧緻運動障害/歩行困難/排尿排便異常/激しい頭痛や嘔吐の持続——神経・脊髄障害を除外するため速やかに医療機関へ。
茨城県古河市でのむち打ち症施術|あはき整体-治療院


当院は茨城県古河市にある地域密着の治療院・鍼灸院・整体院です。
交通事故後のむち打ち症に対し、鍼灸・整体・あん摩マッサージ指圧を組み合わせた施術を行っています。
- 鍼灸:炎症・痛みを抑え、自律神経を整える
- 整体:頚椎・胸郭・骨盤を調整し、負担を軽減
- あん摩マッサージ指圧:筋緊張を和らげ、血流改善
- セルフケア指導:ストレッチ・睡眠環境改善



お気軽にご相談ください!
さいごに


交通事故後のむち打ち症は「時間が経てば治る」とは限りません。
局所の筋・靭帯損傷だけでなく、自律神経や全身の巡りの乱れを整えることで、根本改善と再発防止が可能になります。
「事故から時間が経っても不調が続く」「検査では異常がないのに辛い」…そんな方も諦めずにご相談ください。
茨城県古河市の治療院・鍼灸院・整体院として、あなたのむち打ち症をオーダーメイドの施術で改善へ導きます。



症状に悩まず、安心して日常生活を取り戻しましょう!
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