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産後の骨盤矯正を根本から|茨城県古河市の鍼灸・整体院【あはき整体-治療院】

産後の骨盤矯正を東洋医学の視点から解説|鍼灸・あん摩マッサージ指圧で自然に改善する方法
疑問な人

産後から、骨盤まわりのグラつき・腰や恥骨の痛み・お腹のぽっこり・尿もれや骨盤底の不調…いつ戻るのか不安…。

こんな悩みを解消します。

こんにちは、治療家まっちです!

この記事では、西洋医学の最新ガイドライン東洋医学(中医学)×鍼灸・整体を統合し、古河市の地域密着で実践できる「産後の骨盤矯正(骨盤ケア)」の考え方と手順をわかりやすく解説します。

産後のからだはホルモン変化・筋膜の滑走低下・体幹/骨盤底の機能低下・睡眠不足が重なりやすい時期です。

焦らず、安全な運動再開→機能回復→負荷漸増の順で整えましょう。

基礎知識:多くの方は医師の許可のもと数日〜数週で軽い活動から再開できます。骨盤底筋(PFMT)は分娩直後から無理のない範囲で開始可能とされます(帝王切開は創部配慮)。週あたり150分の中強度運動へ段階的に。尿もれ予防/改善にはPFMTの有効性が支持されています。


目次

産後の骨盤矯正を根本から|茨城県古河市の鍼灸・整体院【あはき整体-治療院】

産後の骨盤矯正を東洋医学の視点から解説|鍼灸・あん摩マッサージ指圧で自然に改善する方法
産後の骨盤矯正を東洋医学の視点から原因を探り、鍼灸やあん摩マッサージ指圧による自然なアプローチで改善を目指します

5つの柱:①安全な運動再開の設計(産後週数/分娩様式で調整)②骨盤帯痛(PGP)・腰痛・DRA・骨盤底の評価③呼吸×体幹×骨盤底の再学習④必要に応じた装具/セルフケア⑤鍼灸×整体で循環と自律神経/筋緊張を整える。

ガイドライン要点:産後骨盤帯痛(PPGP)は、スクリーニング→個別化した運動療法と教育が基本。徒手療法やテーピング、家庭でのセルフ戦略も併用します。理学療法の臨床実践ガイドライン(APTA, 2022)を参照。

西洋医学と東洋医学からみた「産後の骨盤問題」

西洋医学と東洋医学の比較

西洋医学の要点(産後運動・PGP・DRA)

  • 運動再開:医療者の許可のもと、軽い有酸素・歩行・骨盤底筋は早期から。週150分(中強度)を目安に漸増。
  • PFMT:産前産後の尿失禁の予防・改善に有効(Cochrane)。正しい収縮の学習が鍵。
  • PGP:評価にASLR/姿勢/疼痛誘発テスト、介入は運動療法+教育+必要時装具。臨床実践ガイドラインあり。
  • DRA:深層筋(横隔膜・腹横筋・骨盤底)の協調再学習と段階的な体幹トレーニング。エビデンスは発展途上だが、適切なエクササイズは有望。
  • 補助具:産後PGPに対する骨盤/腰サポートは有益性の示唆。最新RCTでは腰部サポートが骨盤サポートより機能改善に優れる可能性が報告。個別適合が前提。

東洋医学(中医学)の整理

  • 軸:腎(生殖・骨・髄)脾(気血生成)肝(疏泄)任督衝の失調。
  • 狙い:骨盤帯(恥骨結合・仙腸関節)周囲の気血水の巡りを促し、疼痛軽減×安定性×回復力を高める。

症状タイプ別の特徴とアプローチ

① 産後骨盤帯痛(恥骨/仙腸関節の痛み)

所見:片脚立ち/寝返り/抱っこで悪化、ASLR困難、恥骨結合・PSIS周囲圧痛。
施術:疼痛抑制→骨盤安定化(深層筋再教育)→荷重課題の段階化。必要に応じテープ/ベルトを短期併用。
鍼灸:腰兪・次髎・環跳・殷門・三陰交で循環と鎮痛を図り、内関/百会で自律安定。

② 腹直筋離開(DRA)に伴う体幹不安定

所見:腹部中央の溝/ドーム、咳・起き上がりで突出、腹圧コントロール不良。
施術:呼吸→骨盤底→腹横筋→多裂→四肢荷重へ段階的。高圧課題は回復段階に応じて。
鍼灸:中脘・天枢・関元・気海・大巨で腹部の滑走性と血流を高める。

③ 尿もれ・骨盤底機能低下

所見:咳・くしゃみ・抱っこで漏れる、骨盤底の重だるさ。
施術:PFMT(正しい収縮学習→持久力→応用課題)。
鍼灸:会陰周囲は安全第一(直接刺鍼は行わず遠隔調整)。腎兪・関元・三陰交などで自律/循環を整える。PFMTの併行が最重要

④ 肩こり・腱鞘炎・授乳/抱っこ由来の体幹不調

所見:前屈み姿勢・睡眠不足で悪化、背部〜肋骨の硬さ。
施術:胸郭の伸展・肩甲帯リズムの回復、呼吸と同期した体幹安定。
鍼灸:大椎・肩井・膏肓・天宗・風池で筋緊張緩和と睡眠の質向上。


鍼灸・整体の有効性と臨床実装(研究ポジション)

  • PFMT:産後の尿失禁に対して有効性を支持(Cochrane)。当院ではPFMTの“正しくできているか”の体性感覚フィードバックを重視。
  • PGP:ガイドラインは運動療法・教育・必要時の装具を推奨。徒手療法・テーピングは症例により併用。
  • DRA:腹圧管理と深層筋協調の段階的トレーニングは有望だが、研究の質は混在。個別性と安全性を優先。
  • サポート具:産後PGPに対し骨盤/腰サポートの有用性が示唆。最新RCTでは腰部サポートが機能改善で優位の可能性。
  • 運動再開:ACOGは段階的復帰と早期PFMTを容認。産後抑うつ予防にも運動は寄与。:contentReference[oaicite:12]{index=12}

※発熱・下肢の強いしびれ/脱力・失禁(便/尿の制御障害)・胸痛/呼吸困難・創部の異常な痛み/出血などは直ちに医療機関へ。帝王切開や会陰縫合後は担当医の指示を最優先に。


セルフケアと生活習慣(保存版)

  • 呼吸×骨盤底:仰向けで鼻吸気→肋骨が横に広がる→口すぼめで細く長く吐きつつ骨盤底を「すっと持ち上げる」。1回3分×1〜2/日。
  • 体幹リセット:四つ這いで骨盤の前後傾/猫背⇄胸を開く、10往復。日中2セット。
  • 授乳/抱っこ:45分に1回は姿勢変更。クッションで肘と赤ちゃんの体重を支持。
  • 歩行:まずは短時間の分割歩行から。疲労サイン(痛み増悪/尿もれ/出血増)で即中止。
  • 睡眠と回復:昼寝10〜20分OK。家事は「できない前提」で分担/外注の仕組みを。
  • 栄養:タンパク質+鉄/カルシウム/ビタミンDを意識。授乳中は水分/間食(ナッツ/ヨーグルト等)で血糖安定。
あはきん

来院時に“いまの週数と生活リズム”に合わせて、無理なく続くメニューに落とし込みます!


十二経脈病証からみた「産後の骨盤矯正」設計(主穴・随証・所見)

産後の骨盤トラブルは腎・脾・肝+任督衝の失調が関与しやすいです。

治療計画の例を下記に示します。

1)腎虚(冷え・腰膝だるさ・慢性化)

所見:冷えで痛み増悪、夜間こむら返り、尿漏れ/疲労。
主穴:腎兪・太渓・復溜・命門。
随証:関元(温補)/三陰交(下焦巡り)。

2)脾虚湿(むくみ・重だるさ・食後増悪)

所見:体幹の重だるさ、腹部膨満、食後の眠気、軟便/便秘交替。
主穴:足三里・陰陵泉・脾兪・天枢。
随証:中脘(消化)/公孫(衝任調整)。

3)肝鬱気滞(授乳姿勢・ストレスで悪化)

所見:胸脇張り・ため息、肩甲間部のこわばり、イライラ。
主穴:太衝・期門・膻中。
随証:肩井/風池(頸肩)/百会(自律)。

4)瘀血(刺す痛み・夜間痛・冷えで悪化)

所見:恥骨結合や仙腸関節の刺痛、夜間痛、押して響く。
主穴:血海・地機・次髎・環跳。
随証:膈兪(活血)/合谷(上焦疏通)。

ツボ選択の流れ:①部位(恥骨/仙腸/腰/下腹)と誘因(抱っこ/寝返り/冷え)→ ②主穴2〜3+随証1〜2(局所+遠位)→ ③刺激量(虚は温補・実は疏通/活血)→ ④セルフ(呼吸・PFMT・分割歩行・抱っこ/授乳動作の工夫)。


茨城県古河市の「産後の骨盤矯正」|あはき整体-治療院

  • 鍼灸:疼痛軽減・自律の安定・睡眠/回復力の底上げ。
  • 整体:胸郭—骨盤—股関節の連動回復、姿勢・歩行・抱っこ/授乳フォーム最適化。
  • 運動指導:呼吸→PFMT→体幹→荷重/片脚課題へ段階化。必要に応じテーピング/サポート具提案。:contentReference[oaicite:13]{index=13}
  • 生活設計:「休む枠」を先に確保し、分割運動で150分/週へ。

古河市・境・小山・結城・野木・栗橋エリアからのアクセス。

\24時間受付中/


さいごに

産後の骨盤矯正は“形を戻す”ではなく“機能を取り戻す”プロジェクト。正しい順序──安全な運動再開 → 骨盤底×呼吸の再学習 → 体幹と股関節の協調 → 日常動作の最適化──で進めれば、痛みや不安感は確実に減っていきます。ガイドラインが示す通り、PFMTと個別化した運動療法は要となり、必要に応じて装具や徒手アプローチを賢く足すのが王道です。

当院は、鍼灸×整体×運動指導を一本化し、あなたの生活(授乳・抱っこ・仕事復帰)に合わせて“続けられる設計図”を作ります。焦りも完璧主義も不要。今日から3分の呼吸と骨盤底、10分の分割歩行、そして週1回の見直しから。古河市の治療院・鍼灸院・整体院として、産後の今と未来の体づくりに、伴走します。

あはきん

「今日からできる一歩」から一緒に整えましょう!

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この記事を書いた人

「次なる通過点は医師免許取得٩( ᐛ )و🔥」
医療の道に人生を捧げます。
東洋医学を土台に、鍼灸あん摩マッサージ指圧を日々研鑽し、臨床のリアルをブログで共有。
そして将来は、東洋医学と西洋医学の両方を語れる“統合医療の治療家”になります。

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