
突然ドキドキが止まらない、脈が飛ぶ感じが怖い…病院では「様子見」と言われたけれど、この動悸と不安をどうすれば?
そんなお悩みを、鍼灸・整体の視点から整理し、改善に向けた具体策をお伝えします。



こんにちは、治療家まっちです!
動悸はひとつの病名ではなく、不整脈(上室性期外収縮・心房細動・発作性上室性頻拍など)、自律神経の乱れ、貧血・甲状腺機能異常・脱水・薬剤・カフェイン/アルコールなど、複数要因が絡む“からだ全体の問題”です。
一次診療の評価手順と循環器ガイドライン、そして東洋医学の弁証を統合し、生活に馴染む改善プランへ落とし込みます。
「検査では異常が少ないのにドキドキが続く」「寝不足やストレスで悪化」「脈が飛ぶ感じが不安」——こうしたお悩みを抱える方も多いです。まずは危険サインの見極めと、必要な検査(心電図・採血・ホルター)を押さえ、安心して整える土台作りが大切です。
本記事では動悸を西洋医学(最新レビュー・ガイドライン)と東洋医学(中医学)の両面から整理し、鍼灸・整体・あん摩マッサージ指圧で何ができるかを具体的に解説。セルフケア、再発予防、受診の目安も網羅します。
茨城県古河市で治療院・鍼灸院・整体院をお探しの方にも役立つ、地域密着の実践情報を盛り込みました。ぜひ最後までご覧ください。
動悸を根本から改善|茨城県古河市の鍼灸・整体院【あはき整体-治療院】


まず押さえたいのは“見逃してはいけないサイン(レッドフラッグ)”。該当する場合は鍼灸・整体より先に医療機関での評価を優先します。
至急受診の目安:失神/前失神、胸痛・呼吸困難、安静時でも脈拍120/分以上が持続、持続するめまい、労作で悪化、家族に若年性突然死の既往、既知の心疾患・異常心電図——一次診療では12誘導心電図と採血(貧血・電解質・甲状腺)を含む評価、必要に応じてホルター等の外来心電図モニタリング。



では、さっそく見ていきましょう!
西洋医学と東洋医学からみた「動悸」


西洋医学的な代表病態と要点
- 上室性期外収縮(PAC)・心室性期外収縮(PVC):脈が「飛ぶ」「抜ける」。器質的心疾患がなく負荷で悪化しなければ多くは良性。貧血・甲状腺・電解質・薬剤・脱水を確認。
- 発作性上室性頻拍(PSVT):突然始まり突然止まる規則正しい頻拍。迷走神経刺激(バルサルバ法)が第一選択(医療機関での指導が前提)。
- 心房細動(AF):不規則な動悸・息切れ。診断後は心拍/洞調律管理と脳梗塞予防の評価が必要。
- 起立性頻脈症候群(POTS):立位で心拍が10分以内に30/分以上上昇し、失神は伴わず倦怠・めまいを伴う。
- 二次性(内科的)要因:甲状腺機能亢進、貧血、発熱、低血糖、脱水、妊娠、薬剤(交感神経賦活薬など)、カフェイン/アルコール過多。
- 評価の流れ:病歴・診察→12誘導心電図→必要に応じホルター/パッチ/イベントレコーダ等の外来モニタ。ウェアラブルやスマートデバイスも補助に有用。
東洋医学(中医学)的な捉え方
- 心脾両虚:動悸・不眠・物忘れ・疲れやすさ。
- 心腎不交:夜間の動悸・不安・寝汗・冷え。
- 肝気鬱結:ストレスや怒りで悪化、胸脇の張り。
- 痰飲擾心:胸苦しさ、食後や湿気・冷えで増悪。
東洋医学では、心・脾・腎・肝と気血津液のバランス、任脈・督脈・心包経・三焦経・胆経などの巡りを整え、局所(胸部のこわばり)と全身(自律神経・睡眠・消化)を同時に整えます。
症状タイプ別の特徴とアプローチ
① 規則的で急に始まり急に止まる動悸(PSVT疑い)
サイン:突然「スイッチが入る/切れる」ような速い脈。
施術:胸郭・頚胸移行部の過緊張を解き、交感優位を鎮める。
鍼灸:内関・郄門・神道・膻中・太衝。
医学的ポイント:医療者指導の修正バルサルバ法は第一選択(救急外来など)。
② 不規則で脈が乱れる(心房細動を含む)
サイン:脈がバラバラ、息切れ・疲労。
施術:過換気・猫背・腹圧過多を是正し、呼吸—姿勢—歩行を再学習。
鍼灸:内関・神門・太衝・百会・膻中。
医学的ポイント:診断後は心拍/洞調律管理+脳梗塞予防の評価が必要。
③ 脈が「飛ぶ」・抜ける(PAC/PVC)
サイン:ストレスやカフェインで増える、安静で落ち着く。
施術:胸郭の伸展・頚部の筋緊張を緩め、迷走神経トーンを底上げ。
鍼灸:神門・内関・郄門・太衝・足三里。
医学的ポイント:器質的心疾患がなければ多くは良性だが、貧血・甲状腺・電解質・薬剤は確認。症状強い/頻度高い時は循環器で評価。
④ 立ち上がりでドキドキ(POTS/起立性)
サイン:立位で動悸・ふらつき、10分以内に心拍が30/分以上上昇。
施術:呼吸(4-2-6)・下肢筋ポンプ・段階的起立訓練。
鍼灸:内関・太衝・三陰交・関元・足三里。
補足:水分・塩分調整、弾性ストッキング等の保存的管理が基本。
鍼灸・整体治療の有効性と研究報告
- 評価の基本:動悸の初期対応は12誘導心電図と必要に応じた外来心電図モニタ(ホルター/パッチ/イベント)。症状とリズムの相関が診断に重要。
- 迷走神経刺激:発作性上室性頻拍の急性期にはバルサルバ法が推奨(医療者の指導下)。
- ウェアラブル:スマートデバイスは心房細動スクリーニングに有用だが、確定診断は心電図で行う。 :
- 鍼灸の可能性:自律神経(HRV)に影響を与える報告や、心房細動の症状・再発抑制に関する小規模研究・系統的レビューがある一方、エビデンスの質は混在し、今後の高品質RCTが必要。補完療法としての併用に位置づけます。
※赤旗サイン(失神・胸痛・呼吸困難・安静時高頻拍の持続・既知の心疾患・家族の突然死)では、まず医療機関での鑑別(心電図・採血・画像・モニタリング)を優先してください。
セルフケアと生活習慣の工夫(保存版)
- 刺激物の見直し:カフェイン・アルコール・エナジードリンク・ニコチンは量とタイミングを調整(就寝6時間前以降は避ける)。甲状腺薬・気管支拡張薬などの副作用も要確認。
- 水分・電解質:朝コップ一杯+日中こまめに。脱水は頻拍を誘発。
- 呼吸と姿勢:猫背・胸郭硬さは交感優位に。1日合計5分の腹式呼吸(3-5-8)と胸郭ストレッチ。
- 睡眠・ストレス:就寝前90分は“ゆるダウン”。スマホを枕元から撤退。睡眠不足は動悸と不安を増幅。
- 運動:“少量高頻度”の歩行+週2回の筋トレ。過度な無酸素負荷は避け、徐々に心肺を整える。
- 迷走神経ケア:冷水での顔面洗浄・息こらえ等は医療者の指導がある場合のみ(PSVT既往など)。独自の強い刺激は避ける。



来院時にあなたの体質・生活リズムに合わせて、無理なく続く“ドキドキ対策”を具体化します!
十二経脈病証からみた「動悸」の治療法


設計の軸:誘因(姿勢/緊張/起立/食後/冷え)×部位(胸前部/心窩/背部)で主穴+随証を最適化。
動悸は手少陰心経・手厥陰心包経・足太陰脾経・足少陰腎経・手少陽三焦経・督脈・任脈の関与が濃厚です(主穴=基本、随証=症状や体質で追加)。以下は〈所見/方針/主穴/随証/セルフ〉の実践テンプレートです。
1)手少陰心経・手厥陰心包経(胸悶・不安・期外収縮)
所見:胸悶/胸内苦悶、吸い切れない感じ、緊張・驚き・会議で増悪、ため息、入眠困難。舌尖紅、脈数/やや不整(期外収縮感)。
方針:寛胸理気・安神定志・降逆で胸部の詰まりと過覚醒を鎮める。
主穴:内関・郄門・神門・膻中。
随証:百会(情動安定)/太衝(肝鬱)/列欠(呼吸同調)。
セルフ:「4–6呼吸」(4秒吸う/6秒以上吐く)2〜3分×2/日/就寝90分前のデジタル断食と遮光/歩行に呼吸を同調(2歩で吸う・4歩で吐く)。
2)足太陰脾経(心脾両虚・疲れやすい)
所見:労作後・食後に増悪、易疲労、食欲低下/食後の眠気、めまい感、顔色淡、軟便傾向。舌淡/苔薄、脈細弱。
方針:健脾益気・養心安神・升清で気血生成を底上げし、横隔膜の働きを補助。
主穴:足三里・脾兪・大横。
随証:中脘(消化)/三陰交(血の生成)。
セルフ:温かい食事をよく噛み腹八分目/食後10〜15分の軽歩/白湯を少量こまめに/昼寝は20分以内で夜間睡眠を確保。
3)足少陰腎経(冷え・夜間の動悸)
所見:夜間〜早朝に目立つ動悸、四肢冷、腰膝だるさ、息浅い、夜間不安。冷えで増悪・温めで軽快。舌淡/少津、脈沈細。
方針:温補腎陽・納気固摂で下元を温め、呼吸の“吸い込み力”を回復。
主穴:腎兪・太渓・復溜。
随証:関元・命門(温補)。
セルフ:腹腰の保温(腹巻・湯たんぽ)/就寝2時間前の微温浴40℃×10–15分→腹式呼吸3分/朝の光曝露と5〜10分の歩行で体内時計を整える/カフェインは午後以降控える。
4)手少陽三焦経・督脈(自律の乱れ・姿勢)
所見:起立・長時間座位・猫背など姿勢で増悪、背部〜肩甲間部のこわばり、寝不足/ストレスで悪化、胸郭拡張不良。舌辺紅、脈弦。
方針:通陽調気・温通督脈・背部筋膜の滑走回復で姿勢性の循環不良を是正。
主穴:百会・大椎・外関。
随証:肩井(頚肩の過緊張)/膈兪(背部からの胸部開放)。
セルフ:30〜45分ごとに立位リセット(首すくめ→脱力)/胸郭モビリティ(キャット&ドッグ各5回)/壁背面で肩甲骨寄せ10回/深いあくび様のゆっくり呼気で迷走神経を賦活。
ツボ選択の流れ:①部位(胸前部/心窩/背部)と誘因(姿勢/緊張/起立/食後/冷え)→ ②主穴2〜3+随証1〜2(局所+遠位)→ ③刺激量(虚は温補・気滞は疏通・痰湿は化痰)→ ④セルフ(呼吸練習・姿勢/胸郭モビリティ・睡眠/カフェイン調整・保温)を併用。
茨城県古河市での「動悸」施術|あはき整体-治療院


当院は茨城県古河市の地域密着の治療院・鍼灸院・整体院として、PSVT・PAC/PVC・心房細動・POTSなどの動悸に対し、ガイドライン準拠の考え方と東洋医学の経脈調整を統合。
胸郭・横隔膜・腹圧・骨盤底の連動を整え、「再発しにくい自律とリズム」をつくります。
必要に応じて医療機関と連携(心電図・ホルター・甲状腺/貧血検査・薬剤調整・抗凝固評価)。
- 鍼灸:自律神経の安定、胸背部のこわばり解除、睡眠と情動の質改善を後押し。
- 整体:頚胸移行部の可動性回復、呼吸—姿勢—歩行の再学習。
- あん摩マッサージ指圧:胸郭・肩甲帯の緊張緩和で“ドキドキ増幅ループ”を断つ。
- 教育・再発予防:刺激物・水分・睡眠・運動・ウェアラブル活用の“あなた仕様”プラン。
古河市・境・小山・結城・野木・栗橋エリアからの来院も、お待ちしております。
「検査は大きな異常なしなのに辛い」という方のサポート。
公式LINEからご予約・ご相談いただけます。
\24時間受付中/



無理のない計画で一緒に整えましょう!
さいごに


動悸は不安を増幅しやすい症状ですが、正しい鑑別と段階的アプローチ、そして生活と噛み合うセルフケアで、再発しにくい体に整えることは十分に可能です。
「薬ばかりに頼りたくない」「検査は異常少ないのに続く」——そんな方も諦めずに一度ご相談ください。
茨城県古河市の治療院・鍼灸院・整体院として、あなたの「動悸の背景」を見極め、オーダーメイドで伴走します。



落ち着いた鼓動で、安心して日常を楽しみましょう!
コメント