
あはきって何?
こんな疑問を解消します。



こんにちは治療家まっちです!



こんにちは!あはきんです!
「あはきって初めて聞いた」「なんとなく知ってるけど、詳しくはわからない」
そんなふうに感じる方は少なくありません。
実は、“あはき”は認知度が低くあまり知られていないものの、国家資格として認められた専門的な技術なんです。
この記事では、その魅力と可能性をわかりやすくご紹介しています。
ぜひ最後までご覧いただき、自分自身や大切な人の健康を守るためのヒントにしていただけたら幸いです。
【保存版】あはきとは何か?東洋医学の力で体質改善したい人必見!


「あはき」とは、あん摩マッサージ指圧、鍼、灸の3つの国家資格を総称した略称です。
正式には「あん摩マッサージ指圧師」「はり師」「きゅう師」のことを指し、それぞれが厚生労働大臣によって認定された国家資格を有する医療系専門職です。
あはきの歴史的背景、東洋医学との関係、西洋医学との違い、現代における役割、そして当院が大切にしている考え方についてもご紹介します。
「あはき」とは?その意味と構成


「あはき」とは、以下の3つの国家資格を略して組み合わせた言葉です。
- あん摩マッサージ指圧師
- はり師(鍼師)
- きゅう師(灸師)
実際には、あん摩・マッサージ・指圧は本来異なる手技であり、発祥や技術体系に違いがあります。
しかし、日本ではこれらをひとつの国家資格(あん摩マッサージ指圧師)として統合して認定しています。
通称「あはき法」として国の法律にも定められており、その専門性と社会的役割が正式に認められています。
それぞれの療法の特徴は以下の通りです。
■ あん摩・マッサージ・指圧 ― とは


「あはき」とは、国家資格である「鍼師・灸師・あん摩マッサージ指圧師」の略称ですが、その中でも“あん摩・マッサージ・指圧”も別物なので解説します。
実はこの3つは、同じ手技療法でも、起源・理論・目的がそれぞれ異なります。
◎ あん摩(あんま)
起源: 中国(古代の導引按蹻が原型)
特徴: 東洋医学に基づいた手技療法で、経絡や気血の流れを整えることを目的としています。
施術法: 衣服の上から施術することが多く、擦る・揉む・叩くなどの手技を用いて、全身の調和を図ります。
効果: 気血の巡りを改善し、冷えや疲労感、自律神経の不調などに働きかけます。
◎ マッサージ
起源: 古代ギリシャ・ローマ(西洋由来)
特徴: 医学的・解剖学的な観点から、筋肉やリンパの循環促進、代謝の改善を目的とする西洋医学的アプローチです。
施術法: 皮膚にオイルやクリームを塗布し、筋肉に直接アプローチします。部分的な凝りやむくみに効果的です。
効果: 血行促進、リラクゼーション、筋緊張の緩和、疲労回復など。
◎ 指圧
起源: 日本(法法按撫、導引、柔術などの流れを汲む独自技術)
特徴: 衣服の上から親指などで特定のポイントに圧をかけ、身体の反射を利用して神経・内臓の働きを調整します。
施術法: 治療点に対し持続圧・間欠圧・運動圧などを用いて行います。
効果: 自律神経の調整、慢性疲労、不眠や内臓不調の改善などに用いられます。
このように、「あん摩・マッサージ・指圧」は、それぞれが異なるルーツとアプローチを持ち、使い分けや組み合わせによって幅広い症状に対応できるのが最大の魅力です。



手技療法のプロフェッショナルだね!
■ はり師(鍼師)とは


はり師は、極めて細い金属製の鍼(はり)を用いて、体にある経穴(ツボ)や筋肉・神経にやさしい刺激を与えることで、体の内側からバランスを整え、人が本来持つ自然治癒力を高める東洋医学的な治療法を担う国家資格者です。
鍼に使われる道具は、髪の毛ほどの極細で先端が丸みを帯びており、注射針のような刺す痛みはほとんどありません。
必要に応じて数ミリ〜数センチ程度の深さで体内に刺激を与えることで、気血の流れを整えたり、神経反射を利用して痛みや内臓機能に働きかけたりします。
肩こり・腰痛・頭痛・坐骨神経痛・自律神経の乱れ・不眠・慢性疲労といった様々な症状に効果があるとされ、薬に頼らない体質改善の手段として注目されています。



世界的に必要とされている医療なんだね!
■ きゅう師(灸師)とは


きゅう師は、「もぐさ(艾:よもぎの葉を乾燥させたもの)」を燃やし、その熱を利用して身体に温熱刺激を与える東洋医学的な療法を行う国家資格者です。
もぐさは直接肌に置いたり、間接的に温めたりと方法はさまざまで、患者さんの体質や症状に応じて心地よい熱感に調整することができるため、熱い・痛いといった不快感が少なく、リラックスして受けられるのが特徴です。
お灸による温熱刺激は、血流を促進し、冷えを改善し、内臓機能や免疫力を高める働きがあるとされています。
特に、女性特有の冷え症や月経トラブル、自律神経の乱れ、慢性疲労、胃腸の不調、肩こりなどに効果的であるといわれています。
また、東洋医学の視点から見ると、鍼灸は「未病(まだ病気になっていない状態)を治す」という予防的アプローチに優れた療法です。
病気になる前の体のサインを整えることで、健康維持や自然治癒力の向上に寄与します。



QOLが爆上がりだね!
東洋医学に根ざした思想


あはきは、単なる「肩こりや腰痛のマッサージ」ではありません。
東洋医学の核心には、「気・血・津液」の流れや「陰陽」「五行」といった概念があり、身体の不調はそのバランスの乱れによって起こるとされています。
- 気:生命エネルギー
- 血:栄養を運ぶ血液や体液
- 津液:血液以外の体液や水分代謝
これらが巡り、全身が調和している状態が健康であるとされます。
東洋医学の目的は、単に症状を抑えることではなく、その根本原因にアプローチし、自然治癒力を引き出すことです。
このような哲学に基づくあはきの施術は、体質改善や慢性的な不調、自律神経の乱れなどに対して非常に有効とされています。



その場しのぎでなく、根本から整えるんだね!
西洋医学との違いと補完関係


西洋医学は病名に基づいた「対症療法」を中心とし、画像診断や投薬、外科的処置などに優れています。
一方、東洋医学やあはきは「人間全体を診る」ことを重視し、生活習慣や精神面、体質なども含めた包括的なアプローチを行います。
つまり、どちらが優れているという話ではなく、両者は互いを補完し合う関係です。
実際、現代の日本でも統合医療としての研究や実践が進んでおり、東洋医学の重要性が再評価されています。
中国・韓国における「あはき」の現在地


驚くべきことに、中国や韓国では、あはきに類する伝統医療資格は「医師」と同等の立場」として認められています。
例えば、
- 中国:中医学の国家資格を持つ「中医師」は、病院内で診察・処方・鍼灸・漢方処方などを一括して行える権限があります。
- 韓国:韓医学医師は大学の正規医学部で教育を受け、国家試験を経て開業権を有しており、医師と同様に診療報酬の対象にもなっています。
このように、東洋医学が医療の中核を担っている国々もあり、日本の「あはき」も本来は同じような立場であったことを忘れてはなりません。
アメリカにおける「あはき」・東洋医学の現在地


アメリカでは、鍼灸(Acupuncture)を中心とした東洋医学は「補完代替医療(CAM: Complementary and Alternative Medicine)」の一部として正式に認知されています。
全米で40以上の州において鍼灸師のライセンス制度があり、”Licensed Acupuncturist(L.Ac.)”という資格を取得した者のみが施術を行えます。
鍼灸師(L.Ac.)になるための流れ
- NCCAOM(全米鍼灸漢方薬認定委員会)の認定プログラムを修了
- 3000時間以上の教育課程(中医学理論、解剖・生理学、臨床実習など)
- 国家試験(NCCAOM試験)に合格
- 州ごとのライセンスを取得(州によって条件は異なる)
医療機関との連携も進んでいる
- がん治療や慢性疼痛の分野では、ハーバード大学附属病院やメイヨークリニックなどの一部の大病院でも鍼灸を統合医療として導入
- 保険適用される州や条件も徐々に拡大中(例:メディケアで慢性腰痛に対して鍼灸が一部カバーされる)
アメリカ軍隊での導入


アメリカでは、慢性痛やPTSD(心的外傷後ストレス障害)への対処として、鍼灸が積極的に活用されています。
特に「バトルフィールド・アキュパンクチャー(戦場鍼)」と呼ばれる耳への施術は、戦地の兵士に即応的な鎮痛をもたらす手段として注目されています。
さらに、退役軍人病院(VA)でも、鍼灸が薬に頼らない統合医療の一つとして導入され、保険適用されているケースもあります
日本における「あはき」の歴史と地位の変遷


実は、日本においても、江戸時代までは鍼灸やあん摩は医療の主流でした。
特に江戸時代には、漢方・鍼灸を含む東洋医学が広く民間にも根付き、当時の医師(漢方医)と鍼灸師はともに「医療人」としての立場にありました。
しかし、明治時代以降、近代化政策とともにドイツ医学を中心とした西洋医学が正規医療とされ、鍼灸は徐々に“代替医療”の扱いへと追いやられていったのです。
一方で、戦後においても「あはき」は国家資格として制度化され、法的にも「医業類似行為」として医療の一部を担う専門職とされています。
国民医療を支えるパートナーとして、現在もその存在意義は大きく、厚生労働省の認可により養成学校や国家試験も整備されています。
現代社会における「あはき」の価値


近年、以下のような理由から、あはきの価値が見直されています。
- 高齢化社会の進行:慢性疾患や介護予防において、身体機能の回復やQOLの向上が求められる
- ストレス社会:自律神経の乱れや不眠・頭痛・倦怠感など、薬に頼らない選択肢として注目
- 健康志向の高まり:未病や体質改善、免疫力向上への関心が高まっている
当院では、「根本改善を目指す」ための鍼灸・整体治療に力を入れており、一人ひとりの体質や生活背景に合わせた施術を提供しています。
薬や手術に頼らず、自分の治る力を信じて整えていく――その第一歩として、あはきの力をぜひ体感してみてください。



薬や手術はできれば避けたいね。
まとめ:あはきとは何か?


さいごまで記事をお読みいただきありがとうございます。
- 「あはき」とは、東洋医学の知恵を継承する国家資格
- 身体全体の調和と自然治癒力を重視
- 西洋医学とは違った角度から不調にアプローチ
- 中国・韓国では今なお医師と同等の立場にある伝統医療
- 日本でもかつては主流医療であり、現代においても進化発展している
心と身体の微細な変化に気づき、調和をもたらす――
それが「あはき」施術者の真骨頂。
現代医療では届きにくい領域に光を当てる、最高峰の治療家です。



信頼できる「あはき師」が身近にいたら良いね!
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当院「あはき整体-治療院」では、鍼灸・あん摩マッサージ指圧・整体の国家資格を活かし、頭痛・不眠・自律神経の乱れなどの慢性症状に根本からアプローチする施術を行っております。
- ✅ 初めての方にも丁寧なカウンセリング
- ✅ 体質に合わせたオーダーメイドの施術
- ✅ 健康維持・未病予防にも対応
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※この記事は国家資格保有者が監修しています。健康に関するご相談は、医療機関または専門家にご相談ください。
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