疑問な人小学生になってもおねしょが続く…「いつまで続くの?」「叱ったら余計に悪くなる?」——
こんな悩みを解消します。



こんにちは、治療家まっちです!
小児の夜尿症(おねしょ)に悩むご家庭も多いです。
本記事では、夜尿症を西洋医学の最新ガイドラインと研究、そして東洋医学(中医学・経絡)の両面からやさしく整理。鍼灸・整体・あん摩マッサージ指圧で何ができるか、日常で実践できるセルフケアや受診の目安まで、保存版としてまとめました。
茨城県古河市で鍼灸院・整体院をお探しの方の参考にもなります。
夜尿症は「5歳以上で、夜間睡眠中の尿失禁が月に数回以上、3か月以上続く」状態を指します。
5歳で約15〜20%、10歳で約5〜10%に見られ、毎年自然に約10〜15%ずつ改善していくのが一般的です(個人差あり)。まずは叱らない・恥をかかせない——ここが最重要のスタート地点です。
注意(レッドフラッグ):昼間のおもらし・頻尿/切迫感・排尿痛・発熱(尿路感染)、極端なのどの渇き/体重減少(糖尿病)、ひどい便秘や便失禁、いびきが強い/無呼吸(睡眠時無呼吸)、神経学的サイン(脚の脱力・歩行異常)——まず小児科・泌尿器科での評価を優先してください。
小児の夜尿症を根本から理解|茨城県古河市の鍼灸・整体院【あはき整体-治療院】


ポイント:夜尿症は大きく単純型(夜間のみ:Monosymptomatic)と、昼間症状もある非単純型(Non-monosymptomatic)に分けます。便秘があると治療抵抗性になりやすいため、便秘対策が先というのが国際的な標準。初期は教育・生活調整、次にアラーム療法やデスモプレシンを状況に応じて用いるのが基本です。
※ICCS(国際小児禁制学会)/NICE/AAPの要点:アセスメント→便秘・睡眠・生活指導→アラーム(第一選択)またはデスモプレシン(夜間多尿・合宿/旅行時など)→難治例は抗コリン薬等を専門で検討。
西洋医学と東洋医学からみた夜尿症


西洋医学的な要点(ガイドライン・研究)
- 評価:問診(頻度・水分・便通・睡眠)、昼間症状の有無、夜尿日誌、必要時に尿検査。二次性(以前は乾いていたのに再発)ではストレスや器質疾患の確認。
- 第一選択:アラーム療法は家族の協力が得られるなら効果的(6〜12週間、成功後も数週間継続)。
- 薬物療法:デスモプレシンは夜間多尿に有効。就寝前1時間の水分制限を徹底(低Na血症予防)。行事前など“ここぞ”の使用も可。
- 便秘対策:便秘は夜尿の悪化因子/治療抵抗因子。まず治す。
- メンタル面:罰や羞恥は逆効果。動機付け・ごほうび方式(スタンプ表など)が推奨。
東洋医学(中医学)的な捉え方
- 腎気不足:発育と関連し「腎」が未充実で夜間の膀胱収斂が弱い。
- 脾虚・痰湿:食事・冷え・疲労で体内の「水」の巡りが滞る。
- 肺気不固:呼吸・睡眠の質低下や夜間咳などで気の統攝が弱い。
- 肝鬱:情緒ストレスで自律が乱れ、睡眠が浅くなる。
- 関与経脈:足少陰腎経・足太陰脾経・手太陰肺経・足太陽膀胱経・手少陽三焦経・任脈。
タイプ別の特徴とアプローチ
① 単純型(夜間のみ/Monosymptomatic)
サイン:昼間は問題なし。夜だけ濡らす。
対応:便秘チェック→生活調整→アラーム or デスモプレシン。行事(林間学校等)前だけ薬を使う作戦も。
② 非単純型(昼間症状あり/Non-monosymptomatic)
サイン:昼の頻尿・切迫感・尿漏れ、便秘。
対応:便秘治療と膀胱習慣の是正を先に(タイムトイレ・水分配分)。必要時に専門医と連携。
③ 夜間多尿優位
サイン:朝のオムツ/寝具が大量に濡れる、夕食後の水分が多い。
対応:夕〜就寝前は水分控えめ、塩分・カフェインに注意。デスモプレシンを適応判断で。
④ 深睡眠・覚醒困難優位
サイン:夜に揺すっても起きにくい、寝入りが遅い/いびき。
対応:睡眠衛生(就寝前の画面/照明/就寝時刻)、アラームで覚醒連動を再学習。睡眠時無呼吸が疑わしければ医療へ。
受診の目安:昼間症状がある、6か月以上改善なし、7歳以降も毎晩濡らす、便秘が強い/繰り返す、強いいびき・口呼吸がある——専門へ相談。
鍼灸・整体治療の有効性と実装
- 狙い:自律神経の安定、睡眠の深さの最適化、腹部・骨盤底の協調、便秘改善(脾・腎の補助)。
- 実装:腎経・脾経・任脈中心に穏やかな鍼灸+腹部のあん摩マッサージ指圧。頚胸椎〜横隔膜の滑走改善で呼吸も整える。
- 位置付け:アラーム/生活指導の“続けやすさ”を高める補完療法として併用(医学的管理と両輪)。
※医療(アラーム・薬)を否定せず、併用で生活実装力を上げるのが当院の方針です。ガイドラインの骨子:アラームorデスモプレシンが第一選択。
セルフケアとご家庭の工夫(保存版)
- 水分配分:日中しっかり、夕〜就寝前は控えめ(就寝前1時間は特にセーブ)。
- トイレ習慣:日中は2〜3時間おきに規則的に。寝る前は必ず排尿。
- 便秘対策:朝の排便リズム、食物繊維/水分、必要時は小児科と連携。
- 睡眠衛生:就寝1時間前は画面オフ、部屋を暗めに、毎日同じ就寝起床。いびきが目立つなら相談を。
- アラーム療法:家族で役割分担(親の起床応援・洗濯体制・ごほうび表)。6〜12週間を目安に継続。
- デスモプレシンの注意:医師の指示下で、就寝前1時間の飲水制限を徹底(低Na血症予防)。
- NG:叱る・辱める・無理に起こす(睡眠の質を落とす)だけの対応。
- 安心設計:防水シーツ・替えパジャマ常備、失敗時の後片付けを淡々と。



「できた!」の回数を増やす仕組みづくりが最短ルート。ごほうび表や“成功体験”を一緒に設計しましょう。
十二経脈病証からみた「夜尿症」の治療法(主穴・随証)


各経脈を〈所見/方針/主穴/随証/セルフ〉で統一。小児は刺激量を控えめに、温補・按腹・呼吸を併用します。
1)足少陰腎経(発育/冷え・夜間の締まり不足)
所見:冷え、夜間の覚醒困難、朝にだるい。
方針:腎気を補い、膀胱の収斂と夜間の覚醒閾値を整える。
主穴:太渓・復溜・腎兪。
随証:命門(温補)/三陰交(下肢循環)。
セルフ:足湯・腹式呼吸(4-6呼吸×2分)・寝る前の保温。
2)足太陰脾経(便秘/痰湿・食後だるさ)
所見:硬い便・日数が空く、食後に眠くなる、むくみやすい。
方針:脾気を補い「水」の巡りを促す(便秘先行)。
主穴:足三里・陰陵泉・脾兪。
随証:天枢(蠕動)/中脘(消化)。
セルフ:朝の温かい飲み物、トイレ時間の固定、腹時計マッサージ。
3)手太陰肺経(睡眠の浅さ・咳/鼻閉を伴う)
所見:いびき/口呼吸、夜間咳で睡眠が浅い。
方針:肺気を整え、呼吸と自律の安定で中途覚醒/覚醒反射を回復。
主穴:中府・太淵・列欠。
随証:膻中(胸の開放)/風池(鼻/上気道)。
セルフ:就寝前の鼻洗浄/加湿、横向き寝の工夫。
4)足太陽膀胱経(腰背の緊張・夜間多尿傾向)
所見:腰背部の張り、寝相が悪い、朝の濡れ量が多い。
方針:後面ラインの滑走を整え、膀胱気化を助ける。
主穴:膀胱兪・志室・委中。
随証:承山(下肢後面)/湧泉(全身の巡り)。
セルフ:入浴後ストレッチ、寝具環境の見直し(硬さ/保温)。
5)手少陽三焦経・任脈(水分代謝/自律・情動)
所見:日中イライラ/不安、生活リズムが乱れがち。
方針:水の通り道(三焦)と任脈で情動/自律を整える。
主穴:外関・気海・関元。
随証:内関(不安/胸悶)/神門(安神)。
セルフ:就寝儀式(読書→呼吸→消灯)を毎晩同じ順で。
ツボ選択テンプレ:①便秘/睡眠/冷え/ストレスの優先度を見極め→②主穴2〜3+随証1〜2→③小児は軽刺激で温補→④ご家庭のルーティン設計とセットで。



「叱らない・笑顔で続ける」——これが最大のセルフケアです。
茨城県古河市での夜尿症サポート|あはき整体-治療院


- 鍼灸:腎・脾・任脈の軽刺激で自律と巡りを整え、睡眠・便通・夜間の収斂力を底上げ。
- 整体:呼吸に関わる胸郭/横隔膜の滑走を回復、骨盤底の協調性を高める。
- ご家庭の計画:水分配分・トイレ・睡眠・ごほうび表を“続けられる分量”で設計。
- 医療連携:昼間症状・強い便秘・睡眠時無呼吸の疑い・治療抵抗例は小児科/小児泌尿器と連携。
\24時間受付中/



お子さまのペースを尊重して、失敗しても“平常運転”。一緒に整えていきましょう。
さいごに


夜尿症は、叱らない・恥をかかせないという大前提のもと、便秘と睡眠のてこ入れ、水分とトイレのリズム、アラームや必要時の薬、そして鍼灸・整体による自律/巡りの最適化を組み合わせることで、多くのお子さまがステップを踏みながら改善していきます。
今日からできる小さな工夫が、明日の「できた!」につながります。困ったときは、いつでも頼ってください。
「毎晩濡らす」「行事前に不安」「強い便秘やいびきがある」——ひとりで抱え込まずご相談を。お子さまとご家族に合った“現実的で続けやすいプラン”をご提案します。
茨城県古河市の治療院・鍼灸院・整体院として、夜尿症の段階と体質に合わせて、医療と連携しながらオーダーメイドで伴走します。



「朝のシーツが乾いていた!」その一歩を一緒に積み重ねましょう。














コメント