疑問な人妊娠したら…吐き気、においで気持ち悪い、食べられない。これ、いつまで続くの?
こんな悩みを解消します。



こんにちは、治療家まっちです!
「つわり(妊娠悪阻を含む)」のお悩みを、西洋医学と東洋医学の両面から整理し、鍼灸・整体・あん摩マッサージ指圧でできる具体策までまとめました。
つわりはホルモン変化だけでなく、胃腸の運動低下・自律神経のアンバランス・嗅覚/前庭(乗り物酔い)過敏・睡眠/ストレス・栄養や脱水など、複数の要因が重なって起こります。
個人差が大きく、「時間が解決する」を待つだけでは長期化しやすいのが実情です。
「においだけで吐き気」「水も受け付けない」「体重が落ちている」——当院にもそんな妊婦さんが多く来院されます。つわりは我慢ではなく、安全にできる対策を積み重ねることが大切です。
本記事では、最新の西洋医学の考え方と中医学(東洋医学)の弁証をわかりやすく解説。
さらに鍼灸・整体・あん摩マッサージ指圧の実践、セルフケアの要点まで、保存版として使える内容にしています。
つわり(妊娠初期の吐き気・嘔吐)を根本からサポート|茨城県古河市の鍼灸・整体院【あはき整体-治療院】


つわりは妊娠5〜6週ごろに始まり、12〜16週で軽快することが多い一方、妊娠悪阻(重症つわり)では脱水・栄養障害を生じ、医療介入が必要になります。悪化の鍵は誘因(におい・空腹・疲労・乗り物・ストレス)と随伴(頭痛・めまい・便通異常・睡眠不足)です。
受診の目安(レッドフラッグ):水分が摂れない/尿が少ない、体重減少が妊娠前から5%以上、ケトン尿、持続する強い嘔吐、血を吐く/コーヒー残渣様、発熱・激しい腹痛・意識低下——妊娠悪阻や他疾患の可能性があるため産科へ。



安心・安全を最優先に、できることを一つずつ整えていきましょう。
西洋医学と東洋医学からみた「つわり」


西洋医学的ポイント(評価と方針)
- 重症度評価:水分/食事の可否、体重、尿ケトン、脱水、電解質、尿路感染の有無を確認。必要に応じて点滴・チアミン(ビタミンB1)補充を検討。
- 生活指導:少量頻回食、空腹を避ける、朝はクラッカー等から、強い匂いを遠ざけ換気を確保。
- 補助療法:ショウガ(適量)、内関(P6)経穴の指圧/バンドは吐き気軽減に役立つ報告が多数。
- 薬物療法:妊婦の安全性を最優先。ビタミンB6、抗ヒスタミン、制吐薬などは産科医の管理下で。独断での服用/サプリ多用は避ける。
- 合併症の除外:胃腸炎、甲状腺機能異常、多胎、絨毛性疾患などは医療機関で鑑別。
東洋医学(中医学)的な整理
- 胃気上逆(足陽明胃経):吐き気・げっぷ・胸やけ。食後悪化しやすい。
- 脾胃虚弱(足太陰脾経):食後だるい・軟便・むくみ・冷え。
- 肝胃不和(足厥陰肝経):ストレスで悪化、胸脇張り、におい/光/音に過敏。
- 痰湿内阻:頭重、胸のつかえ、こもった吐き気、舌苔厚膩。
- 衝任失調・腎陰/腎陽の偏り:高温相不安定/冷え・のぼせ・寝汗など体質差。
症状タイプ別の特徴とアプローチ
① 軽度〜中等度NVP(吐き気中心で水分は摂れる)
方針:少量頻回食、におい・温度の工夫、内関(P6)指圧+消化の巡りを整える施術。必要があれば産科と連携しサプリ/薬を調整。
② 嘔吐優位・食事が難しい
方針:脱水予防、電解質補充、内関・公孫・中脘・足三里中心に穏やかな刺激。点滴や薬物は産科の判断に委ね、安全最優先。
③ におい/感覚過敏(嗅覚・視覚・乗り物)
方針:環境設計(換気・匂い源の分離)、太衝・風池・内関で過敏を鎮め、頸肩の筋緊張を解く。
④ 便通異常・胸やけを伴う
方針:天枢・中脘・豊隆・陰陵泉で痰湿/蠕動を整える。食後の姿勢と睡眠環境をセットで見直す。
※重症化のサイン(尿が減る・体重が落ち続ける・意識がもうろう等)があれば即受診。施術は医療と併走します。
鍼灸・整体治療の有効性と臨床実装
- 鍼灸:内関(P6)・公孫・中脘・足三里などで悪心・嘔吐の軽減、自律の安定が期待できます。妊婦さんには安全域の狭い刺激を避け、やさしく・短時間・体調優先で実施。
- 整体/あん摩マッサージ指圧:頸肩・胸郭・腹部の過緊張を解き、迷走神経反射の安定化と胃の運動性を促進。横隔膜の動きが出ると呼吸と吐き気の波が落ち着きやすくなります。
- ハイブリッド:食べ方・環境・睡眠設計と併せ、施術を週1回ペースから開始し、波に合わせて頻度を調整。産科と情報共有しながら進めます。
※当院は安定期前でも対応可能ですが、初診時に必ず妊娠週数・主治医の方針・服薬/点滴歴を確認します。刺激は最小限・安全第一が原則です。
セルフケアと生活習慣の工夫(保存版)
- 食事:少量頻回。朝は乾いたクラッカー/パンから。高脂肪・強い匂い・冷たい飲料は控えめに。
- 水分:常温水・白湯・経口補水を少量ずつ頻回。氷やゼリーも活用。
- ショウガ/ビタミンB6:体質と主治医の方針に合う範囲で。サプリは必ず相談。
- におい対策:換気・マスク・ミントやレモン水で気分転換。調理は他のご家族に。
- 睡眠:寝室は18〜20℃・湿度40〜60%目安。就寝90分前は画面オフ。横向きで楽な姿勢。
- 内関(P6)の指圧:手首のしわ中央から肘側へ指3本分、2本の腱の間をやさしく1〜2分。吐き気波に合わせて反復。
- 姿勢と呼吸:前屈みで悪化しやすいので、背もたれに寄りかかり胸郭を縦に。4秒吸う→6秒吐くを数分。



来院時は、あなたの週数・生活リズム・好き嫌いまで聞いた上で、無理のないセルフメニューに調整します。
十二経脈病証からみた「つわり」の治療法


1)足陽明胃経(胃気上逆・胸やけ・げっぷ)
所見:食後悪化、胸やけ・げっぷ、上腹の張り。舌苔黄/白膩。
方針:和胃降逆・理気で上衝を鎮める。
主穴:中脘・梁丘・足三里・内庭。
随証:公孫(胃気の逆を整える)/内関(悪心)。
セルフ:食後は背もたれで胸を縦に、右側臥位は避ける、温かい白湯を少量ずつ。
2)足太陰脾経(脾胃虚弱・食後だるい・むくみ)
所見:少量でも気持ち悪い、食後の眠気、むくみ、軟便気味、舌淡/歯痕。
方針:健脾和中・運化水湿で消化と体液代謝を底上げ。
主穴:足三里・脾兪・太白・陰陵泉。
随証:天枢(蠕動)/三陰交(体液調整)。
セルフ:温かい穀類・根菜中心、甘味と冷飲を控える、食後10〜15分の軽歩。
3)足厥陰肝経(肝胃不和・ストレスで増悪)
所見:胸脇張り・ため息、におい/光/音に過敏、肩こり、舌辺紅・脈弦。
方針:疏肝理気・和胃で過敏と気滞を緩める。
主穴:太衝・期門。
随証:合谷(上焦の疏通)/内関(胸悶)。
セルフ:「4–6呼吸」2〜3分×2/日、画面・匂いの刺激を減らし散歩でリズムを作る。
4)手厥陰心包経(胸苦・不安・過覚醒)
所見:胸のつかえ、ドキドキ、眠り浅い、吐き気の波が夜に強い。舌尖紅。
方針:寛胸安神・降逆で自律を整える。
主穴:内関・郄門・膻中。
随証:神門(睡眠)/百会(自律)。
セルフ:就寝90分前の画面オフ、暗め照明、静かな音楽でルーティン化。
5)任脈・衝脈(下腹の張り・高温相の不安定)
所見:下腹部の張り/冷え、基礎体温の不安定、疲労で吐き気上下。
方針:調衝任・温経で骨盤内の巡りを整える。
主穴:関元・中極・子宮(奇穴)。
随証:地機(活血)/大赫(温補)。
セルフ:腹巻・骨盤を締め付けない服、長時間座位を避け30〜45分ごとに体位変換。
6)足少陰腎経(腎陰/腎陽の偏り・のぼせ/冷え)
所見:寝汗・口渇(陰虚)/ 四肢冷・朝つらい(陽虚)、吐き気の波が夜間に増悪。
方針:滋陰/温陽のバランスで深部から安定化。
主穴:太渓・復溜・腎兪。
随証:命門(温補)/三陰交(体液)。
セルフ:就寝前の微温浴→腹式呼吸、白湯をちびちび、辛味・アルコールは控えめに。
ツボ選択の流れ:①誘因(におい/空腹/疲労/乗り物/ストレス)→ ②随伴(胸やけ/便通/睡眠)→ ③主穴2〜3+随証1〜2(局所+遠位)→ ④刺激量(急性は軽・慢性は温補)→ ⑤セルフ(食べ方・環境・睡眠・呼吸)をセットで。
茨城県古河市での「つわり」ケア|あはき整体-治療院


- 鍼灸:内関・公孫・中脘・足三里を軸に、悪心・嘔吐・胸やけをやさしく調整。
- 整体:頸肩・胸郭・横隔膜の可動を高め、呼吸性と迷走神経反射を安定化。
- あん摩マッサージ指圧:自律の過覚醒を下げ、安眠と消化のリズムを整える。
- 生活設計:食べ方・匂い対策・就寝前ルーティン・職場/家庭での協力体制まで具体化。
古河市・境・小山・結城・野木エリアからのご相談が多いです。
まずは今できることを一緒に確認し、つわりの波を安全に乗り切る設計を作りましょう。
\24時間受付中/



つらい時は無理をせず、すぐにご相談ください。
さいごに


つわりは「耐える」ものではなく、医学的な安全確認と生活の具体的対策、そして体の巡りを整える施術で、波を小さくできます。あなたの体質・週数・生活に合わせて、できることは必ずあります。
「水分も辛い」「体重が落ちてきた」「においだけで吐き気」——そのサイン、見逃さないで。産科と連携しながら安全第一で整えます。
茨城県古河市の鍼灸院・整体院として、あなたの妊娠期に寄り添い、つわりの不安から解放される毎日を一緒に作っていきます。



小さな前進を積み重ねて、安心して過ごせる妊娠期へ。














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