9月20日グランドオープン

四十肩・五十肩を徹底解説|鍼灸あん摩マッサージ・整体で自然に根本改善

四十肩・五十肩を東洋医学の視点から解説|鍼灸・あん摩マッサージ指圧で自然に改善する方法
疑問な人

肩が痛くて腕が上がらない…これって四十肩?それとも五十肩?

そんなお悩みを本記事でスッキリ解消します。

こんにちは、治療家まっちです!

「四十肩」「五十肩」は呼び名は違っても、医学的には同じ肩関節周囲炎(Adhesive Capsulitis/Frozen Shoulder)といいます。

痛みと可動域の制限が続き、日常生活(着替え・洗髪・家事・スポーツ)に大きな支障をきたします。

時間経過で自然に軽快するケースもありますが、最新レビューでは「必ず完全に治る」わけではないことも示されています。早期からの適切なケアで、痛み・可動域・生活の質を守るのがポイントです。

本記事では、西洋医学と東洋医学の両面から原因と改善策を整理し、鍼灸・あん摩マッサージ指圧・整体での実践的アプローチと、自宅でできるセルフケアまでわかりやすく解説します。

茨城県古河市で治療院・鍼灸院・整体院をお探しの方にも役立つ内容です。

この記事を書いた人

【治療家まっち】

✔︎あはき師
・あん摩マッサージ指圧師
・はり師
・きゅう師

✔️あはき整体ラボ運営

✔️愛ねこラボ運営

素敵なご縁に感謝いたします!

目次

四十肩・五十肩を徹底解説|鍼灸・整体で自然に改善

四十肩・五十肩を東洋医学の視点から解説|鍼灸・あん摩マッサージ指圧で自然に改善する方法
五十肩を東洋医学の視点から原因を探り、鍼灸やあん摩マッサージ指圧による自然なアプローチで改善を目指します

肩関節周囲炎は、関節包や滑膜の炎症と線維化により、痛み(特に夜間痛)可動域制限が起こる状態です。

臨床では「痛みが強まる時期(フリージング)」→「固まって動かない時期(フローズン)」→「解け始める時期(ソーイング)」と表現されますが、期間には幅があり、自然経過だけで2年程度に及ぶこともあります。

ただし近年のレビューでは「全例が完全回復する」とは限らない点も指摘されています。

私の臨床でも「夜にズキッとして眠れない」「上着の袖に腕が入らない」といった訴えが多く、痛みだけでなく生活の質(QOL)への影響が大きい症状です。

西洋医学では炎症・拘縮・代謝(糖尿病や甲状腺機能異常)などが関与し、東洋医学では気血水の滞り・痰湿・腎虚などの体内バランス失調としてとらえます。

両者の視点を統合すると、必要なケアが明確になります。

あはきん

ここから、原因・タイプ別の整理と最新エビデンスを踏まえた改善法をご紹介!

西洋医学と東洋医学からみた原因整理

西洋医学と東洋医学の頭痛治療の比較

西洋医学的な原因

  • 関節包・滑膜の炎症と線維化(拘縮)
  • 夜間痛・外旋制限を中心とする可動域低下
  • 代謝異常(糖尿病・甲状腺疾患)や不動化の既往
  • 自然経過のみでは長期化し、完全回復しない例もある

治療は痛みのコントロールと可動域の回復が軸です。
運動療法・徒手療法・物理療法・薬物療法(NSAIDs/ステロイド注射)などが選択肢で、近年は理学療法+注射の比較や、手技療法+運動の有効性を検証した研究が増えています。

東洋医学的な原因(中医学)

  • 気滞:ストレス・冷えで気の巡りが阻害 → 痛み・こわばり
  • 血瘀:血流停滞 → 夜間痛・刺すような痛み・可動域の固着
  • 痰湿:水分代謝不良 → 重だるさ・動作時の抵抗感
  • 腎虚:加齢・慢性疲労 → 回復力低下、拘縮が長引く

症状タイプ別アプローチ

① 急性疼痛優位(夜間痛・安静時痛)

無理なストレッチは避け、痛み管理を優先。
軽い振り子運動(コッドマン)や可動域内の自動運動で関節内の循環を確保。
手技はカウンターストレイン&軽い関節モビライゼーションで防御収縮を抑制。
必要に応じて整形外科と連携し、関節内ステロイド注射で短期鎮痛を図る選択も。

② 可動域制限優位(フローズン期)

徒手療法+運動療法が中核。
肩甲胸郭リズムの再教育、前方・後方・下方関節包の選択的モビライゼーション、PNFパターンで協調性を回復。
最新のシステマティックレビューでも手技+運動は痛み・機能・ROMの改善に有用と報告。

③ 解氷期(回復期)・再発予防

関節可動域が戻りはじめたら、等尺性→等張性→機能的負荷へ段階的に強度を高める。
胸椎伸展・肩甲骨後傾の運動、ローテーターカフと肩甲帯筋群の協調強化で再発を防ぐ。
夜間痛が残る場合は、睡眠環境の見直し(抱き枕・枕高)も有効。

注意:自然軽快を待つだけでは、可動域が十分に戻らない例もあります。計画的な運動療法・徒手療法・必要時の注射療法の適切な組み合わせが重要です。


鍼灸・整体治療の有効性(エビデンス+臨床)

  • 関節内ステロイド vs 理学療法:短期の痛み・可動域には注射の優位が示される一方(数週〜数ヶ月)、理学療法も同等改善を示しうるとするメタ解析あり。
    → 急性期は注射を併用し、並行して運動療法で機能回復を図るのが合理的。
  • 手技療法+運動療法:最新の系統的レビューで痛み・機能・ROMの改善に有効性が支持。
    → 当院ではMET・関節モビライゼーション・PNFを段階処方。
  • 鍼(電気鍼を含む):凍結肩に対して、痛み・機能の改善を示すレビューが増加。理学療法への併用で相乗効果の報告も。
    → 夜間痛・防御収縮の軽減、可動域改善に役立つ。

総じて、鎮痛(必要なら注射)+手技療法+運動療法+鍼灸の組み合わせが、短期〜中期の改善と再発予防に有利です。

ガイドラインや専門誌でも、段階的かつ個別化されたリハビリ戦略が推奨されています。


セルフケアと生活習慣の工夫

  • 痛み期:振り子運動(コッドマン)、アイス/温罨法の使い分け、睡眠時は痛側を上にして肘下にタオルで支える
  • 可動域改善期:壁這い(前方・側方)、棒体操で外旋・屈曲・外転を安全域で反復
  • 姿勢改善:胸椎伸展・肩甲骨後傾のエクササイズ(猫背・巻き肩の是正)
  • 日常の注意:急な強ストレッチはNG。少しの痛気持ちいいレベルで反復回数を確保
  • 栄養・全身管理:良質なたんぱく質、就寝前の入浴で血流UP。糖尿病・甲状腺など基礎疾患は主治医と管理
あはきん

来院時は、痛みの段階に合わせて「やる運動/避ける動き」を具体的にお伝えします!


十二経脈病証からみた肩関節周囲炎の治療法

十二経脈弁証で五十肩、肩関節周囲炎を治療

1)手太陽小腸経(肩甲内側〜上腕後面のこわばり)

所見:肩甲内側の強いこり・振り向き困難。肩甲骨内側縁〜上腕後面にかけての放散痛、後方関節包の硬さ。
方針:肩甲帯(肩甲骨滑り・内外旋)の滑走を回復し、後方関節包の緊張を緩めて肩甲上腕リズムを整える。筋膜連結(後面ライン)をゆるめ、頸胸椎の回旋可動域も同時に確保。
主穴:肩外兪・天宗・小海・後渓。
随証:肩中兪(肩甲間部のこわばり)/曲垣(僧帽筋上部のトーン調整)/風池(頸項部の解放)。
セルフ:胸を開きながらのスキャプラ・リトラクション(肩甲骨寄せ)10回×2セット/壁に前腕を当ててのウォール・エンジェル/座位で軽い頸部回旋の可動域エクサ(痛み手前)。

2)手少陽三焦経(肩外側〜上腕外側の痛み)

所見:外転・外旋で痛む。上腕外側(三角筋部)の圧痛、側頭部の緊張を伴うことも。挙上時に引っかかり感。
方針:外側ライン(腸脛靭帯〜三角筋中部〜前鋸筋の協調)を整え、肩甲面挙上(30〜45°前方)での滑らかさを回復。烏口肩峰アーチのインピンジを避ける動作学習。
主穴:肩髎(SJ14)・外関・天井。
随証:臑会(上腕外側の鬱滞)/条口(前腕外側の張り)/太陽(側頭の緊張)。
セルフ:ペンデュラム(ぶら下げ振り子)各方向30秒×2/壁スライド(肩甲面)8〜10回×2/横向きでのサイドライイングER(肘下にタオル)10回×2。

3)手陽明大腸経(肩前面〜前腕外側の張り)

所見:前方挙上が辛い、前面の引きつれ。大胸筋・小胸筋の短縮により肩が前巻き(内巻き)になりやすい。
方針:前方関節包と大胸筋群の滑走性を高め、肩前方の巻き込みを是正。胸椎伸展の可動域を確保し、上腕骨頭の前方移動を抑える。
主穴:肩髃・曲池・合谷。
随証:巨骨(肩峰内側の開放)/迎香(胸郭前面の呼吸補助)/天宗(肩甲後面とのバランス)。
セルフ:ドア枠ストレッチ(肘90°で20〜30秒×2)/タオルを背中で掴むスリーパー・ストレッチ軽度/胸椎伸展(丸めたタオルを背中に置き上体反らし)5呼吸×2。

4)手少陰心経/手厥陰心包経(夜間痛・不安・睡眠障害)

所見:夜間痛で眠れない、不安感・浅眠。就寝時に疼痛感受性が上がり、寝返り時に覚醒しやすい。
方針:安神・鎮静で交感優位を鎮め、睡眠の連続性を確保。就寝前の鎮痛と体幹リラックスを促し、夜間の修復過程(回復力)を底上げ。
主穴:神門・内関・巨骨。
随証:膻中(胸悶の軽減)/郄門(急性痛の鎮静)/百会(自律安定)。
セルフ:就寝60分前にぬるめ入浴→保温→呼吸法3分(4秒吸って6秒吐く)/抱き枕やタオルで腕を軽く前方支持(肩前方の牽引を減らす)/うつ伏せ睡眠は回避、横向き時は肘下にクッション。

ツボ選択テンプレ:①痛む動き(外転/外旋/前方挙上)→ ②関与経脈を仮決め → ③主穴2〜3+随証1〜2 → ④急性は軽刺激・慢性は温灸併用 → ⑤日常の動作指導までセット。


茨城県古河市での四十肩・五十肩施術|あはき整体-治療院

茨城県古河市の鍼灸・整体院|あはき整体-治療院

当院は茨城県古河市の地域密着型・治療院/鍼灸院/整体院として、肩関節周囲炎の段階別プロトコルを整備。
痛み期は鎮痛と睡眠改善、可動域制限期は関節モビライゼーション+PNF、回復期は機能強化と再発予防へとシームレスに移行します。

鍼灸・あん摩マッサージ指圧・整体(MET/カウンターストレイン/PNF)を組み合わせ、「痛みの軽減」×「可動域の回復」×「日常動作の再建」を同時に狙います。

必要時は整形外科と連携し注射療法の適応もご提案します。

古河市・境町・野木・栗橋・結城・小山エリアで四十肩・五十肩に強い鍼灸・整体院をお探しなら、まずはご相談ください。
LINEから24時間ご予約可能です。

\ 公式LINEでかんたん予約 /

あはきん

お気軽にご相談ください!


さいごに

肩関節周囲炎、五十肩、四十肩を鍼灸あん摩マッサージ指圧で治療

四十肩・五十肩は「時間が解決してくれる」と言われがちですが、最新のレビューでは自然経過のみでの完全回復は保証されないことが示唆されています。

だからこそ、段階に応じた適切なケアが重要です。

当院は、科学的エビデンスと東洋医学の知恵を統合し、あなたの症状・生活・目標に合わせたオーダーメイド施術で改善をサポートします。

「夜に痛くて眠れない」「服の袖に腕を通せない」「リハビリしているのに伸び悩む」——そんな時は、どうぞ一度ご相談ください。

あはきん

肩の軽さを取り戻して、快適な毎日へ!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「次なる通過点は医師免許取得٩( ᐛ )و🔥」
医療の道に人生を捧げます。
東洋医学を土台に、鍼灸あん摩マッサージ指圧を日々研鑽し、臨床のリアルをブログで共有。
そして将来は、東洋医学と西洋医学の両方を語れる“統合医療の治療家”になります。

コメント

コメントする

目次