
階段や立ち上がりで膝がズキッ…歩くのもつらい。どうにかしたい…!
そんなお悩みを、本記事でわかりやすく整理し、改善への具体策をお伝えします。



こんにちは、治療家まっちです!
膝痛は年齢やスポーツ歴に関係なく起こりやすく、仕事や家事、趣味の運動にも影響しやすい症状です。
湿布や痛み止めで一時的に楽になっても、また痛む…。そんな声を多く伺います。
膝痛は「筋力・柔軟性・関節軟骨の変性・体重・姿勢・歩き方」など多因子が絡み合うのが特徴です。
加えて東洋医学では「気血水の滞り」も背景として捉えます。
本記事では、膝痛を西洋医学と東洋医学の両面から整理し、鍼灸・あん摩マッサージ指圧・整体でどう改善できるかを解説し、自宅でのセルフケアも紹介します。
茨城県古河市周辺で治療院・鍼灸院・整体院をお探しの方にも役立つよう、地域密着の施術方針を具体的にお伝えします。
膝痛を東洋医学で徹底解説|鍼灸・整体・あん摩による自然な改善


膝痛の代表格は変形性膝関節症(KOA)です。
そして最新の国際ガイドラインでは、運動療法(筋力・柔軟性・バランス)と体重管理が基盤として強く推奨されています。
薬や手術に頼る前に、この「土台」を整えることが重要です。
私自身も過度な運動により、両膝痛めて治療していた時期がありました。施術と運動・生活の整え方を見直すと再発しにくくなり、「土台づくり」の大切さを実感しています。
一方、東洋医学では膝痛を「気滞(巡りの低下)」「血瘀(うっ血)」「痰湿(重だるさ)」「腎虚(慢性的な筋骨の弱り)」などで捉え、局所だけでなく全身循環を整えることで改善を図ります。



では、原因別にみていきましょう!
西洋医学と東洋医学からみた膝痛


西洋医学的な主な原因
- 変形性膝関節症:年齢・体重・筋力低下・アライメントなどが関与。基本は運動+体重管理+教育。
- 膝蓋大腿(パテラ)痛症候群:膝前面の痛み。膝&股関節の運動療法が有効。
- 半月板・靱帯・腱のオーバーユース:ランニングやジャンプで悪化。休息と段階的リハが要。
- 炎症・腫れを伴う急性痛:熱感や強い腫脹・ロッキングは整形外科受診推奨(鑑別のため)。
東洋医学的な背景
- 気滞:ストレスや運動不足で巡りが停滞し痛みを誘発
- 血瘀:血流が悪く、冷えや天候で痛みが変動
- 痰湿:水分代謝の乱れで重だるさ・むくみ
- 腎虚:慢性疲労や加齢で筋骨を養えず回復が遅い
タイプ別の特徴とアプローチ
① 変形性膝関節症タイプ(KOA)
立ち上がり・階段・長歩きで増悪。
当院では大腿四頭筋・股関節外転筋の機能を高める運動指導と、鍼灸で関節周囲の血流・筋緊張を調整します。
国際推奨は運動+体重管理+教育が柱です。
鍼灸は併用で痛み・機能の中期的改善が示唆されています。
② 膝蓋大腿痛タイプ(前面の痛み)
しゃがみ・階段下り・長座で前膝が痛い。
膝ターゲットの運動療法に、必要に応じて股関節周りも強化。鍼灸で関節周囲の血流・筋緊張を調整します。
③ 重だるさ・むくみタイプ(痰湿)
雨天や長時間同一姿勢で悪化。
豊隆・陰陵泉・三陰交などの経穴で巡りを促し、関節周囲の循環を整えます。
④ 慢性疲労タイプ(腎虚)
長年の膝痛、腰の弱さを伴うことも。
腎兪・志室・足三里などで全身の回復力を底上げし、運動は低負荷から段階的に。
鍼灸の有効性とメカニズム
- エビデンスの傾向:KOAに対する鍼灸は、痛みと機能の改善に有望で、3〜6か月の持続効果や電気鍼の優位性を示す研究も報告。
- 灸(温熱)併用:鍼+灸の併用や火針灸が有効とするメタ解析もあるが、研究品質のばらつきに留意。
- 作用機序:鍼刺激は内在性オピオイド(βエンドルフィン)や神経‐免疫経路の活性化、脊髄~中枢の疼痛抑制系を介して鎮痛に寄与。
- 運動との相乗:ガイドラインが推奨する運動・体重管理と併用することで、痛み軽減と機能向上の両立が期待できます。
※強い腫れ・発赤・熱感、外傷直後の激痛、膝が固まって動かない(ロッキング)、発熱を伴う場合は、まず整形外科受診で鑑別を行いましょう。
セルフケアと生活習慣の工夫
- 運動:椅子からの立ち座り(スクワット動作)をゆっくり、回数よりフォーム重視。段階的に階段昇降を追加。
- 股関節+膝の協調:お尻(中殿筋)と大腿四頭筋の同時トレが前膝痛の軽減に有効。
- 柔軟性:ふくらはぎ・太もも前後のストレッチで膝関節の負担を分散。
- 体重管理:体重の数%減でも膝負担は軽くなります。
- セルフケア経穴:膝眼・梁丘・陰陵泉・足三里などを軽く押圧、入浴後に実施すると効果的。



プールなど水中でのウォーキングも有効だね!
十二経脈病証からみた膝痛の治療法


膝の痛みは「階段の昇降で痛む」「立ち上がる時にズキっとする」「歩くと膝の内側が重い」など、多様な症状として現れます。
西洋医学では変形性膝関節症・靭帯損傷・半月板障害などで説明されますが、東洋医学では経脈の気血失調として理解されます。
特に胃経・脾経・肝経・腎経・膀胱経・胆経など下肢を通る経脈との関わりが深いのが特徴です。



膝痛=局所の変形や炎症だけでなく、経脈の乱れを整えることが根本改善につながります!
1)足陽明胃経(膝前面の痛み・腫れ)
所見:膝蓋骨周囲の痛み・腫れ、歩行や屈伸で悪化。消化不良や胃部不快を伴うことも。
方針:胃気を調整し、下肢の循環を改善。
- 主穴:足三里・梁丘・犢鼻
- 随証配穴:豊隆(痰湿除去)、天枢(消化調整)
- セルフ:膝前面の軽いストレッチ、消化にやさしい食事
2)足太陰脾経(膝内側の痛み・重だるさ)
所見:膝内側の痛みや腫れ、湿気や雨の日に悪化。下痢やむくみを伴うことも。
方針:脾気を補い、痰湿を除去する。
- 主穴:陰陵泉・三陰交・血海
- 随証配穴:中脘(消化不良)、豊隆(湿除去)
- セルフ:温灸、内ももストレッチ、冷たい飲食を控える
3)足厥陰肝経(膝のひきつり・筋緊張型)
所見:膝内外側の筋がつるように痛む、情緒ストレスで悪化。
方針:肝気を疏泄し、筋の柔軟性を回復。
- 主穴:太衝・蠡溝・曲泉
- 随証配穴:陽陵泉(筋腱調整)、合谷(全身調整)
- セルフ:ストレッチ、深呼吸でリラックス
4)足少陰腎経(慢性化・冷えタイプ)
所見:膝が慢性的にだるい、冷えると痛む、腰痛や全身倦怠も伴う。
方針:腎気を補い、下肢の冷えを改善。
- 主穴:腎兪・太渓・復溜
- 随証配穴:関元(冷え)、命門(生命力補充)
- セルフ:温灸、足湯、膝サポーターで保温
5)足太陽膀胱経・足少陽胆経(後面・外側痛)
所見:膝裏や外側の痛み、歩行で悪化、坐骨神経痛を伴うことも。
方針:下肢後面〜外側ラインの気血を通じさせる。
- 主穴:委中・承山・陽陵泉
- 随証配穴:殷門(坐骨神経ライン)、崑崙(足関節調整)
- セルフ:太もも裏のストレッチ、歩行習慣
ワンポイント:膝痛は胃経・脾経・肝経・腎経・膀胱経・胆経など複数の経脈が関わります。足三里・陰陵泉・三陰交は多くの膝症状に応用できる安定穴です。
ツボ選択の流れ(実践テンプレ)
- ① 痛みの部位を確認:前面/内側/外側/後面/冷えの有無
- ② 経脈を仮決め:胃経/脾経/肝経/腎経/膀胱経/胆経
- ③ 主穴2〜3+随証穴1〜2:局所+遠位を組み合わせ
- ④ 技法:急性は軽刺激、慢性は温灸・深部鍼で循環改善
- ⑤ 生活習慣改善:体重管理、太もも筋力強化、膝の保温



膝痛は「年齢や運動不足のせい」だけではありません。経脈を整えることで痛みを軽減し、再発予防も可能です。
受診の目安:膝の強い腫れ・発赤・発熱を伴う場合や外傷性の激痛は、必ず整形外科での診断を受けてください。
茨城県古河市での膝痛施術|あはき整体-治療院


当院は茨城県古河市の地域密着の治療院・鍼灸院・整体院として、膝痛の根本改善を目指すオーダーメイド施術を提供します。
鍼灸・あん摩マッサージ指圧・整体を組み合わせ、運動療法・体重管理・生活指導まで一貫サポート。
再発しにくい膝づくりを一緒に目指しましょう。
古河市周辺で「信頼できる治療院・鍼灸院・整体院」をお探しの方、変形性膝関節症や前膝痛でお困りの方は、ぜひご相談ください。
公式LINEからのご予約が便利です。
\24時間受付中/



お気軽にご相談ください!
さいごに


膝痛は「年齢のせい」だけではありません。
体の使い方・筋力・体重・巡りを整えれば、日常はもっと軽くなります。
「歩くと痛い」「階段が不安」「運動を再開したい」——そんな方も諦めずにご相談ください。
茨城県古河市の治療院・鍼灸院・整体院として、あなたの膝痛の根本原因を見極め、痛みの少ない毎日へ導きます。



膝を軽く、好きなことを思い切り楽しみましょう!
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